個人事業や一人法人として営業を行っている方が税理士に依頼する際に日々の会計入力を自分でやるか税理士に依頼するか考えると思います。税理士に会計入力を依頼することを記帳代行といいます。本記事ではこの記帳代行を依頼するかどうかをメリット・デメリットを挙げて判断の参考にしてもらえればと幸いです。

記帳代行を依頼するメリット

①会計入力に割く時間が減り、本業に集中できる

会計入力は領収書の整理などある程度時間がかかるものです。そこに時間を割くのであれば多少税理士に支払う金額が増えたとしても依頼した方が時間ができ、本業に集中できます。

②専門家の判断が仰げる

記帳代行を依頼するということは税理士という税務の専門家に領収書の入力の判断をしてもらえます。税理士は税務調査などの経験がありますので、そこを考慮した入力を行います。したがって税務調査を踏まえて説明の付く会計処理が行われます。

記帳代行を依頼するデメリット

①記帳代行料がかかる

開業したての個人事業主や中小法人ではなるべく経費を抑えたいものです。記帳代行を自ら行うことで税理士の手数を減らし、顧問料の値下げが期待できます。

②経営状況のタイムリーな把握ができる

税理士の記帳代行はどんなに早くても1か月遅れになります。例えば4月の処理は5月に資料を預かり入力します。自ら行う場合には日ごとの処理が可能ですのでタイムリーな経営が分かり、経営判断のスピードアップにつながります。また、自ら入力しますので数字として経営を把握できるのも大切なポイントです。経営者は大まかには感覚で経営を把握しておられるかと思いますが数字に直すとズレがあるものです。

以上一概にどちらが正しいかはそれぞれの判断基準によりますが、ご参考にしてもらえればと思います。

投稿者

管理人マツ

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